特許料返還の起算日

特許料返還の起算日に関する質問
なお、本日の本室更新は「改正特許法186条1,3-5項」です。
特3条の起算日について – わたし
2009/04/11 (Sat) 17:42:54
「無効審判により無効となった特許料を返還してもらう場合の期間の計算について、即ち、特111条2項にいう「6月」の計算についてですが、無効審決確定日が1月31日の場合、無効審決確定日は午前零時から始まるので、特3条1項1号但し書きにより、起算日は1月31日でしょうか?
また、こんなことは常識的には無いと思いますが、拒絶査定の謄本の送達が午前零時にあった場合、拒絶査定不服審判を請求する際の起算日は、拒絶査定の謄本の送達があった日になるのでしょうか?
初歩的な質問ですが、よろしくお願いします。」
Re: 特3条の起算日について – 管理人
2009/04/12 (Sun) 14:13:03
「以下回答です。
>特111条2項にいう「6月」の計算についてですが、無効審決確定日が1月31日の場合、無効審決確定日は午前零時から始まるので、特3条1項1号但し書きにより、起算日は1月31日でしょうか?
特3条1項1号但し書きによれば、期間が午前零時から始まるときは、期間の初日は算入されます。
仮に12月31日に無効審決の謄本が送達されたとすると(休日なのでありえない設定ですが)、特178条3項により1月30日までは提訴できます。
その日までに提訴しない場合は、1月31日に審決が確定しますので、その日から6月が返還請求可能期間です。
つまり、1月31日が起算日になります。
>拒絶査定の謄本の送達が午前零時にあった場合、拒絶査定不服審判を請求する際の起算日は、拒絶査定の謄本の送達があった日になるのでしょうか?
なると思いますが、具体例が想定できないですね。」
Re: 特3条の起算日について – わたし
2009/04/12 (Sun) 17:05:09
「管理人さん
「無効審決確定日」の翌日を起算日としている問題集があったので、違和感を感じていましたが、同じ考えなので安心しました。
ご回答いただき、ありがとうございました。」
Re: 特3条の起算日について – 管理人
2009/04/12 (Sun) 18:36:06
「>「無効審決確定日」の翌日を起算日としている問題集があったので、違和感を感じていましたが、同じ考えなので安心しました。
一応念のために申しますが、無効審決確定日の翌日が起算日となることもあります。
例えば、最高裁が上告を棄却した場合、棄却(無効審決確定日)の翌日が起算日になります。」
Re: 特3条の起算日について – わたし
2009/04/13 (Mon) 22:05:04
「>最高裁が上告を棄却した場合、棄却(無効審決確定日)の翌日が起算日になります。
そこまでは考えていませんでした。
ご指摘ありがとうございました。」
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