審査官の思考
昨日の飲み会で審査官の思考について教えてもらった。
「今更なにを当たり前のことを?」
と、思う方もいらっしゃるだろうが、
一例と考えて読んで欲しい。
・審査官は、「特許or拒絶査定の心証を形成してから審査する」
・審査官は、「拒絶理由の記載が薄い場合は、自信がない」
または、「書くまでもないと自信を持っている」
・審査官は、「心証の悪い出願を徹底的に調査する」
(情報を隠している心証を持った場合等)
・審査官は、「めんどくさい出願人がキライだ」
つまり、「補正案を2回以上見たくない」
もちろん「電話も2回以上はイヤだ」
・審査官は、「発明をなした事情も考慮する」
(社運をかけた発明等の事情)
・審査官は、「審判官とのつながりが薄い」
(上司部下のような関係はない)
・審査官は、「将来的に無効・訴訟となるような特許査定を出したくない」
・審査官は、「拒絶理由通知が仕事」
・審査官は、「まずクレーム、次に課題・図面を読む」
つまり、「実施例をほとんど読まない」
というよりも、読んでいる時間がない。
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なお、本日の本室更新は「商標法43条の9」です。
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コメント
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