本日のスッキリで「情報サイト驚きの誤情報」としてキャベツ枕が否定されていたらしい。
ただ、ちょっと考えると、冷やてるものを頭にかぶれば接している部分は冷えるわけで、あながち根拠が無いとは言えないという気がした・・・だから調べてみました。
結論から言うと、キャベツ枕には冷却効果がある可能性が高い。
しかし、キャベツ枕の冷却効果は濡れタオルよりも低いので、キャベツを被るなら濡れタオルの方が効果的である。
なお、効果はありそうですが、キャベツ枕の使用は自己責任でお願いします。
私としてはキャベツ枕の効果の保証はできませんので、お気をつけてください。
キャベツ枕の科学的根拠
根拠は、「科学研究費助成事業 研究成果報告書」(平成27年6月29日)です。
なお、実際に実験で使用されたのはキャベツ葉湿布(冷蔵庫で冷やした生のキャベツの葉を貼付する方法)で、その対象は乳房緊満(母乳分泌が多すぎることによる乳房の腫れ・痛み)でした。
とはいえ、乳房に対する冷却効果があれば、発熱時のおでこにも同様に使用できると思われます。
そのため、冷やしたキャベツの葉っぱを頭(おでこ)に貼れば、同様の冷却効果が得られると思います。
さて、実験結果によれば、キャベツの葉っぱを貼り付けてから5分後には1.3℃熱が下がりました(そりゃそうだ)。
さらに、15分経過するまでは、貼付部分の温度が有意に低下したそうです。
ただし、濡れタオル(濡らしたフェイスタオル)の場合には、 貼り付けてから5分後には7.7℃熱が下がったそうなので、明らかに濡れタオルの方が効果的・・・。
それにしても、きちんと実験するあたり、単に否定するだけとは違いますね。
否定する側もその理由を解明するという姿勢は評価に値します。
というか、これってイグノーベル賞とかもらえないのかな?
なお、研究代表者の櫛引美代子教授は弘前大学の教授を務められている(いた?)ようです。
その点からも、実験の正確性には信ぴょう性が高いと考えます。
まとめ
・冷やしたキャベツの葉っぱを熱を持った部位に貼ると熱が下がってきもちいい
・ただし、キャベツの葉っぱよりも濡れタオルの方が効果的
・強いてメリットを挙げるならば、冷え過ぎ防止?
・レタスの葉っぱも冷却効果があるけれど、耐久性がないので使いにくいらしい
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