弁理士試験-公報の掲載内容

公報の掲載内容
特許・公開前新規事項追加のトレース方法? – 太陽王
2012/12/01 (Sat) 22:48:03
出願公開(特64条)で公開される明細書等は、
願書に最初に添付された明細書等でしょうか?
それともその時点での明細書等でしょうか?
また、出願から1年6か月内に特許査定となった場合に
特許掲載公報に載るのは、願書に最初に添付された
明細書等ではなく、特許とされた明細書でしょうか?
特193条2項3号では公開後の補正がトレースできる
ように手当されているように見えますが、そもそも
願書に最初に添付された明細書等が公開されないなら、
新規事項追加による無効審判の請求(特123条1項1号)
を一般人がすることは事実上不可能ではないか、
ということを気にしています。
また、拡大された先願の地位(特29条の2)についても
最初に添付された明細書等に地位が与えられると
規定されているため、最初に添付された明細書が
必ず公開されるように担保される必要があるように
思うのですが(「開示されない出願には、いかなる権利
も与えるべきではない」と青本(特39条)の解説にもありますし)、
そのような規定になっているのでしょうか?
以上、よろしくお願いします。
Re: 特許・公開前新規事項追加のトレース方法? – 太陽王
2012/12/02 (Sun) 21:59:55
ちょっと質問に補足です。
特29条の2ののほうは、公開前の原文追加について
疑問に思っているのではなく、出願当初に記載されて
いた発明が、公開前に削除されてしまった場合、
この削除された発明には拡大された先願の地位は
与えられるのか?という疑問です。
よろしくお願いします。
Re: 特許・公開前新規事項追加のトレース方法? – 管理人
2012/12/04 (Tue) 14:52:40
公開されるのは当初明細書です。
なお、補正があって掲載に間に合えば、公開特許公報において、当該出願の末尾に手続補正書が掲載されます。
間に合わなければ、補正公報が発行されます。
(http://www.jpo.go.jp/torikumi/kouhou/kouhou2/koho_faq.htm#2-4)
また、1年6月以内に登録された場合、特許公報には当初明細書等は掲載されません。
でも公開公報?も出るので、そちらで当初明細書等を確認できます。
したがって、出願当初に記載されていた発明が、公開前に削除されてしまった場合でも、特29条の2のいわゆる拡大された先願の地位が、削除された発明に与えられます。
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