遺伝子組み換え植物の無許可栽培が特許侵害に
・GM作物の特許権侵害訴訟、米最高裁が企業側の訴え認める(AFPBB News)
・モンサント、遺伝子組み換え種子の特許めぐり米最高裁で勝訴(ウォールストリートジャーナル)
・モンサント、米最高裁で勝訴 GM種子の子孫の無断利用を特許権で阻止できる(Merx)
米アグリビジネス大手モンサント(Monsanto)が、
『特許発明に係る種子を購入した者がそれを栽培して連作することは特許権の侵害に当たる』と主張していた訴訟において、
米連邦最高裁はモンサント側の主張を認める判決を下したそうです。
記事によると、
『「特許権が設定されている種子を、農家が栽培や収穫を通じて、特許権所有者の許可なく再生産すること」は特許法で認められていない』との判断を下したそうです。
被告は米インディアナ州の農家で、
争点となっていたのは、
種子が売られたことにより特許権が消尽するか否かでした。
今回は、「特許発明品の複製を新たに作る行為」に該当すると判断され、
特許権の侵害が認められたようです。
『特許権の消尽に照らせば、別企業から購入した特許大豆をバウマン氏は再販売することも、自分で使用することもできるが、モンサントの許可なしに栽培することはできない。』
との指摘もあったようですが、
この指摘はちょっと保護が厚すぎるようにも思います。
なお、解説は栗原潔のIT弁理士日記さんが詳しいです。
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