弁理士試験-H21問7枝4

H21問7枝4
特許法過去問について – bond
2013/02/16 (Sat) 15:15:51
H21-7(4)の「特許無効審決の取消訴訟の係属中に、特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を認める審決が確定した場合、訂正後の請求の範囲に記載された発明に係る特許について
当該無効審判に係る審判の手続きにおいて審理判断された無効理由が存すると判断するときは、裁判所はその無効審決を維持しなければならない」という問題で、解答は「無効審決取消訴訟係属中に、請求の範囲の減縮を目的とする訂正審決が確定した場合は
当該無効審決を取り消さなければならない」とあります。
しかし、この解答は23年の法改正に準じていないのではないでしょうか。ちなみに、解答に引用されている判決は平成11年に下されたものです。
Re: 特許法過去問について – 管理人
2013/02/17 (Sun) 00:02:50
弊サイトの話であれば、出題時での解説ですので改正に対応していないものもあります。
御指摘の問は、特許無効審判が特許庁に係属すると訂正審判を請求できなくなりましたので、意味のない問題になりますね。
Re: 特許法過去問について – bond
2013/02/17 (Sun) 09:56:28
LECの平成24年度の過去問問題集の記載だったので、気になって
質問しました。
Re: 特許法過去問について – 初学者
2013/02/17 (Sun) 23:04:12
この問題は私も気になっています。
特許権者が訂正審判を起こしたあと、無効審判が提起され、無効審判が先に審決し、それに対する審決取消し訴訟中に、訂正審判の方で請求項の減縮補正が審決確定する。
という状況ならありえるかもと思ったのですが、このようなことは起きないのでしょうか?
訂正審判の進行中に無効審判が提起された場合はどうなるのでしょうか?
Re: 特許法過去問について – 管理人
2013/02/18 (Mon) 12:10:12
初学者さんがおっしゃるような可能性はありますが、法が前提としない例外的なケースになるので、それを前提とする問題は今後出題されないと思います(審判請求できるか否かとかなら出題される可能性はあります)。
なお、訂正審判の継続中に無効審判が請求された場合、原則として無効審判が優先して審理されます。
そして、特許を無効にすべき審決が確定したときは、訂正審判の請求は不適法なものとして審決却下されます。
http://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/pdf/sinpan_binran/51-09.pdf
【関連記事】
「無効審判請求の取り下げと一群の請求項訂正の取下擬制」
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