ＷＴＯ知的財産紛争で中国が対米上訴せず　

ＷＴＯ知的財産紛争の話。
なお、本日の本室更新は「お休み」です。
・「対米上訴せず　ＷＴＯ知的財産紛争で」（毎日新聞）
記事によると、中国政府は、
世界貿易機関（ＷＴＯ）の紛争処理機関定例会合で、
一部敗訴した知的財産権の保護をめぐる米国との通商紛争について、
「２審」に当たる上級委員会に上訴しない考えを表明したという。
米側も上訴せず、パネル報告は採択・確定したらしい。
中国が負けたのは、
「中国がWTOに加盟する際に承諾した内容と中国の知的財産保護に関する法律規定が一致していない」
という点らしい。
（IPNext）
まぁ、この位の内容ならば、
国内的な影響がないという判断なのでしょう。
いずれにしても、中国の模倣品対策や海賊版対策が、
一段と進んでくれると良いのですが・・・。
ちなみに、中国が勝ったのは、
「海賊版や商標の偽造行為などに対する刑事制裁の手続きが不十分で処罰が軽すぎる」
「知的財産侵害商品などが商業流通ルートに入っていることは、『知的所有権の貿易関連の側面に関する協定（TRIPS協定）』の第46条と59条に違反している」
という点。
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