特許発明掲載商法-その１-

特許発明掲載商法-その１-
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とある知人の特許権者に、
「貴兄の特許を雑誌に掲載します（しました）」
という類の掲載勧誘が複数来ている。
というわけで、その詳細を紹介しようと思う。
まず、ＪＩＰだ。
一番早く届いたらしい。
封筒には「特許関係書類在中」と記載されており、
内容への期待感がそそられる。
早速開けてみると、
払込取扱票と、
２枚の手紙。
１枚目は「特許物件プレゼン用ホームページ」作成サービスの御案内だ。
通常だと15万円相当が2～3万円とのこと。
これは安い（笑）。
２枚目は「商品化への近道」という書類だ。
冒頭には、
「貴方様の御出願に係わる上記考案を市場調査・先願権等調査の結果、知的所有権専門情報誌’ＥＩ’３月号掲載に選ばせて頂きました。」
とある。
ダウト！！！と、
思わず叫びたくなる一文だ。
これが真実なら、
公報発行から１週間もたたずに「市場調査」を完了させるという、
驚きの調査能力だ。
あと、考案じゃなくて、発明だし。
あと、登録されてるから先願権？調査は特許庁がやってるし。
まぁいいや。
とにかく、せっかく選んでくれたのだから、
掲載してくれる分にはかまわんだろうと思いきや、
「Ａ．15000円、Ｂ．19000円、Ｃ．22000円の中から選んでお申込み下さい」
とのこと。
うん。
知ってたよ。
しかし、こんなのに掲載された位で、
本当に採用企業が現れたらならば、
それはもう、奇跡的な出会いだろう。
それに、15000～22000円は高いよねぇ。
うん、必要ないよ。
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なお、本日の本室更新は「特許法第8条」です。
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