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今日のニュース続きです。
・「欧州知的財産ニュース2009 年1~2 月号(Vol.30)」
EPOは、EPC2000により導入された新たな制度の出願人による最初の1 年間の利用状況を公表した。
概要は以下のとおりです。
◆先の出願の引用(PLT対応)
EPC2000では,明細書及び図面を提出する代わりに先に行った出願を引用することが可能となった。
分割出願での引用が283 件(うち,クレームまで引用しているのは46件),通常出願での引用が108件(うち,クレームまで引用しているのが94 件),計391件。
◆出願後の優先権主張(PLT対応)
EPC2000では,優先権の主張は出願と同時に行う必要はなく,先の出願から16月以内で行えるよう緩和された。
136件の出願が出願日以降に優先権主張を追加・修正している。
◆クレーム無し出願(PLT対応)
EPC2000では,特許出願時にクレームの提出が不要となった。
54件の出願が出願日後にクレームを提出した。
◆特許の限縮と取消し
EPC2000では,特許付与後にEPOにて特許を限縮又は取り消すことが可能となった。
最初の1年間で限縮請求は83件。
◆再審請求
EPC2000では,EPOの行った審決に対し,限定的な理由に基づいて拡大審判部に再審請求できることとなった。
最初の1年間で10件の請求がなされた。
続いて、EPOの料金改定
2009年4月1日以降になされる欧州特許出願及び同日以降欧州域内に移行したPCT出願に適用される。
4月1日以降,主要なEPO手続料は下記の通り改定されます。
◆ページ料
35頁を超える特許出願については,36頁目以降,1頁につき12ユーロずつ,出願料金に加算される。
◆クレーム料
50を超えるクレームについては,51クレーム目以降,1クレームに付き500ユーロずつ,出願料金に加算される。
すなわち,16クレーム~50クレームまでは,現行規定通り1クレームに付き200ユーロずつ,51クレーム以降は4月1日以降1クレームに付き500ユーロずつ,それぞれ加算となる。
◆指定料
500ユーロに均一化。
◆特許査定料
ページ数にかかわらず,790ユーロに均一化。
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