大企業との共同出願で権利を守り、宣伝効果を狙う
・「大会社との連名特許で権利を守り、宣伝効果を狙う」(TOYOKEIZAI ONLINE)
これは読んだ方がよい記事。
痛くない注射針で有名な岡野工業代表のお話。
言っていることに誤解や間違いが多く含まれているが、
いわゆる中小企業の経営者が特許についてどのように考えているのか、
その雰囲気をよく感じられる内容だ。
記事中の連名特許(正確には共同出願)について、
大企業と併記されることにより、
特に海外等で技術力や信頼性を評価されるのは事実だと思う。
そういう意味で、宣伝効果を狙うという考えは面白い。
ただし、権利化される内容には注意が必要だ。
この記事の場合、「注射器」の権利しか取れなければ、
岡野工業のメリットが大きく損なわれる。
「注射針」のクレームを作る必要があるわけだ。
テルモが岡野工業以外に外注する目的で、
意図的に「注射針」のクレームを外す可能性もある。
自社でチェックできないのであれば、
外部チェック機能として弁理士をぜひ使って頂きたい。
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なお、本日の本室更新は「H22短答試験問53」です。
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