米国特許101条拒絶の追加ガイドライン(19年10月)

詳細はTATSUO YABE HOME PAGEの以下の記事をご覧頂きたいのですが、19年1月に公表されたガイドラインのアップデートが発表されています。端的に言えば、司法例外(Judicial Exception)の、抽象的アイディア(Abstract Idea)の具体例が追加されています。

私が注目したいのは、抽象的アイディアとされる人の行動を体系化する方法(Certain Methods of Organizing Human Activity)の事例として、ダイスゲームの遊び方のルール(a set of rules for playing a dice game)が加わっている点です。

ここ数ヶ月、ゲーム関連の101条拒絶は、審査官によって「人の行動を体系化する方法」と「思考プロセス(Mental Processes)」の二種類があり、反論が煩雑でした。今後は、「人の行動を体系化する方法」に一本化されることが期待できそうです。
USPTO Issued UPDATE for Subject Matter Eligibility

19年1月のガイドライン改訂のおさらい

19年1月のガイドラインでは、101条違反の審査が以下のフローで行われることが発表されました。101条違反とされると、発明適格性がない、つまり米国で保護対象となる発明ではない(非発明である)と判断されます。

①発明が、方法、機械、製造物、組成物であるか(NOなら発明非該当)
②発明が司法例外(自然法則、自然現象、抽象的アイディア※)を含んでいるか否か(NOなら発明該当)
③司法例外を実用的な応用へ組み込む追加要素があるか(YESなら発明該当)
④発明は著しく超える(significantly more)改善であるか(YESなら発明該当)
※ 抽象的アイディア には、数学的概念(Mathematical Concepts)、人の行動を体系化する方法 、思考プロセスがあります。

つまり、発明に該当しない場合とは、 ①発明が、方法、機械、製造物、組成物である。しかし、②発明が司法例外を含んでいる。そして、③所定の追加要素を含んでおらず、且つ④著しく超える改善でもない場合、となります。

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