弁理士試験-短答式試験合格の秘訣

短答式試験合格の秘訣
短答式試験合格の秘訣 – きょうこ
2013/02/01 (Fri) 02:36:05
短答式試験にチャレンジして、はや8年目になります。ことしは、基準点が39になり厳しいことが予想されています。今までは、過去問をやって、該当条文+青本を見てきました。昨年度の試験には、このほかに特、実、意、商、不、パリの条文素読をやりましたが、落ちました。もうどうすれば合格できるのか分かりません。一応、今まではLECの過去問題集を使っていましたが、今年はみるみるに変えてみます。解き方が悪いのでしょうか?どのように問題文を読んで正誤判断をすればよいのでしょうか?問題を解く際に解法パターンが出題形式ごとにあるのでしょうか?解方パターンがつかめれば合格できそうな気がしています。一体、どうすれば合格できるのでしょうか?なお、先日行われたゼミの説明会では、全ての条文の要件と効果の暗記が必要という話を聞きました。それは不可能だと考えています。でも、暗記ができる方法があるのでしょうか?
Re: 短答式試験合格の秘訣 – HYOUEI2013
2013/02/01 (Fri) 08:55:57
4法の点数は、何点ですか?各法別に、まず、確認して下さい。次に、各法別に、どの分野、出願まで、中間、審判、訴訟のどの法域で点を取りこぼしているのか、確認して下さい。次に、問題として、いくつあるかの問題と、1発回答の問題といずれで点を取りこぼしているのか確認して下さい。
次に、間違えた条文のどこを(主体、客体等)聞かれた問題か確認して下さい。これを条文集に書き入れ、H24、23-1みたいに書き入れてゆく作業をして下さい。次に、条文集の例外規定、限り、除き、ただし、を中心にマークをいれ、その条文を裏から読んで下さい。例外規定を当てはめて条文を書き換えて、の場合がある。常にである。しかし、ただし書きがあるから○とか×とかという解法プロセスを体得して下さい。あとは、条文を上記のように読み回し、書き込み回すだけで十分な対応力がつくと思います。回答は、常に条文から離れず、根拠条文の条文番号ではなく、条文の要件のどこがきもかを体得してみてはいかがでしょう。条文数の少ない意匠法なら1日で条文を回せると思います。頑張って下さい。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – 管理人
2013/02/01 (Fri) 14:18:00
HYOUEI2013さん
回答への御協力ありがとうございます。
さて、まずご自身の現在の実力はどのくらいでしょうか?
昨年の結果が35点を超えていれば、基礎力はあると思います。
その場合は、後は過去問やレジュメの反復をするだけです。
ところで、短答試験は試験範囲を、4ヶ月~半年で3~4回反復することを2~3年繰り返せば合格できると思います。
というわけで、大抵の場合は勉強計画を立てていないか、勉強時間が少ないことが問題だと思います。
そういう観点で、勉強方法を見直してみて下さい。
こちら↓もご覧ください。
http://benrishikoza.web.fc2.com/taisaku.html#tanto
Re: 短答式試験合格の秘訣 – 白服 URL
2013/02/01 (Fri) 20:48:29
どのように勉強してよいのかわからない、というのであれば、合格者の合格体験記を多く読むというのも有効かもしれません。
例えば、『弁理士受験新報』に掲載されている合格体験記。大きめの書店に行けば、バックナンバーとともに販売されています。立ち読みで済ませられます。
ライフスタイルが様々に異なる合格者の体験記から、共通項を見出して、それを実践するのも手ですョ。(^o^)
Re: 短答式試験合格の秘訣 – 後がない
2013/02/02 (Sat) 18:48:14
まずそれだけ受けられているということであれば、ある程度の知識はお持ちだと思います。
人それぞれだとは思いますが、私の場合、だいたい過去10年分の問題(現行法に対応させた答えのもの)を、法分野別に解いていきます。この際、各枝別に○か×か、その理由根拠が理解できているかどうかは必ずチェックし、少しでも曖昧ならば、その問題は×としておくとともに、その問題周辺の理解を深めます。
 試験まで時間的に余裕があるようだったら、2回目も全ての問題を解きます(なければ、×の問題だけ。)
 で、3回目、4回目と、ほぼ全ての問題が○となるまで繰り返します。
 知識はあっても、必ず同じ問題でひっかかって間違う問題もでてきますので、これは特に直前まで繰り返します。
 こうやってくると、大体、庁の問題作成者がどこでひっかけようとしているのかだいたい感覚的につかめるようになってきます。
 LECとか受験機関の答練は、ある程度やってもよいと思いますが、受験機関の創作問題は、どこまで深く条文を読むかが、庁の問題とかなりずれがあるものがあるので、短答までのペース配分として使うぐらいで、あまり深くやらない方が良い(感覚がずれるので)と思います。
 並行して、例えば、商標法であれば、4条3項に該当するのはどれとどれ(8,10,15,17,19)とか、47条に該当するものとか、PCTであれば14条の欠陥の要件等々、かなり頻出されるものは、語呂でもよいからきっちりと覚えることに努めます(いつも、数点足りなくて落ちているというのであれば、これが一番加点につながります。各法域で5個ずつ程度でもこうしてきっちり覚えておくと、かなり点数が変わってきます。)
 あとは、新作に対応するために、重要判例(特に、特許および著作権)の内容はある程度目を通しておきます。
 単に短答に受かるだけということであれば、上記の手法で、まだまだ十分時間的に間に合うと思います。
 「きょうこ」さん以上に私は、ちんたら長いこと受験してます(昨年、選択落ち)が、短答は、上記の方法でほぼずっとクリア(7/8)してます。最初の年は2月ほどかかりましたが、後は最低3日あれば対応できるようになります(あっ、今は2年持ち越せますけどね)
 問題集は、LECとかの法別のものを使ってましたが、昨年は、アンドロイドのアプリ(MARUBATU弁理士)というもので対応しました。このアプリ、作成者殿のご事情からか、未だ24年度試験は反映されていませんが、23年度までの10年分が、答えも現行法に対応させた形で作製されており、しかも、今は、(答えの根拠のアプリも含め)無料のアプリとなってます。
 このアプリだけっていうのは、他人には決してお勧めしませんが、他の問題集などと並行して使うなら、かなり秀逸なものであり、お勧めできます。
 それでは、お互いがんばりましょう。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – きょうこ
2013/02/02 (Sat) 21:14:38
みなさんの詳細なコメントを大変ありがたく思っております。
私は、1)問題文にひきずられる癖、2)条文レベルの問題が不得意ということを自覚しています。
例えば、特許無効審判において、願書に添付した名車遺書等の訂正を認めないで審決するときは、審判長は当該訂正の請求書に添付された訂正した明細書等の副本えお当該請求人に送達しなくてもよい、という問いは訂正を認めないで審決をするのだから副本を送達する必要がないだろうと考えて○としてしまいます。また、審判長は参加の決定があったときは、参加申請書の副本を当事者等に送達しなければならない、という問いを○としてしまいます。
解き方にパターンがあれば用のでしょうが、それをつかめないでいます。本日は、LECの短答答練を申し込んできました。今までは代々木塾だったので、変えてみることで何か解法パターンが見えてくるかな?と思っております。
PS.『僕のやる気ボタン、押してください!』を押しました。微力ながら、管理人さんの役に立てればと思っています。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – HYOUEI2013
2013/02/02 (Sat) 22:29:21
条文レベルというキーワードでヒットしたのは、TACの公開模試をおすすめします(異論のある方もいるとは思いますが)本試験に一番近い文言、問い方をしており、条文レベルを克服するのは最適かと思います。Y塾は、裏の裏を聞く設問が多いので、例えば~ない場合は、ない。」みたいな、二重否定を文言として多様します。残念ながら24年度の問題出題者にY塾関係者がいるため、二重否定の問題が出題されていますが、批判を受ければ、本年度は陰を潜めるかも?ようは、条文レベルってどういうことという意味を確認する上では、TACの模試(知り合いで去年の問題を持っている方がいれば)一度目を通す価値はあるかと思います。審判系は、審査基準にあるフローチャート(手続き)を理解できるとすっきりするかも?頑張って下さい。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – 管理人
2013/02/03 (Sun) 00:14:53
白服さん、後がないさん、回答への御協力ありがとうございます。
さて、ちょっと気になったので捕捉させて頂きます。
きょうこさんは、「訂正を認めないで審決をするのだから副本を送達する必要がないだろうと考えて○としてしまいます。」とおっしゃってます。
この点、条文を暗記するというのも一つの対策ではありますが、そもそも「副本を送達する必要がないだろう」と考えてしまうのは、無効審判の流れが分かってないからだと思います。
コチラ(http://www.jpo.go.jp/shiryou/kijun/kijun2/pdf/sinpan_binran/51-00_3.pdf)を見ればわかる通り、審判請求人には、訂正の請求に対する反論(弁駁)の機会が与えられるわけですから、副本送達が必要になるのはご理解頂けると思います(訂正の請求が不適法で不受理なら別ですけどね)。
また「審判長は参加の決定があったときは、参加申請書の副本を当事者等に送達しなければならない、という問いを○としてしまいます」とおっしゃってますが、参加が決定する前に当事者に異議を申し立てる機会を与える必要があるわけですから、「申請」があったときに副本を送達するのもご理解頂けると思います(ただ、こっちはケアレスミスで落としても仕方ないとは思います)。
このように、条文の規定には理由があって、それは青本等に記載されていますので、単に条文を「読む」のではなく「理解する」ことに気を付けてみて下さい。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – きょうこ
2013/02/05 (Tue) 22:26:30
管理人様はじめ再度の解説ありがとうございます。ご指摘された後、再度問題文を読むと、そう言われてみればそうだなーと感じることができました。長年勉強してきているのに、国内四法、パリ、不の全ての条文の要件と効果を暗記できない自分がはがゆいです。やはり、短答合格者は、全て暗記できているのでしょうね。自分でも正確に一つでも多くの条文を暗記しようといろいろ試みました。音読や、録音したものを聞いたりetc。でも忘れてしまいます。情けないです。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – ももたろう
2013/02/08 (Fri) 23:19:06
きょうこさん。私は昨年8年目で短答ようやく通りました。頑張ってください。著作権と不正競争防止法と条文を最後はしっかりやったのが勝因でした(もちろん特実意商もやりましたが)。私は暗記はあまりしませんでしたが最後の年は条文をよく読みました。それと初年度の論文突破は難しいと思い、TACの著作権を勉強したら1発で選択論文も通りました。今年は論文2年目で子供も生まれますが(上の子の面倒も大変で日曜日でさえ1日3時間程度しか勉強できません)、それでも頑張っています。
Re: 短答式試験合格の秘訣 – きょうこ
2013/02/10 (Sun) 22:37:50
ももたろうさん、コメントありがとうございます。
条文をよく読んだとのことですが、熟読されたということでしょうか?それとも何度も読んだということでしょうか?
私には、問題文を深く読みすぎるのかまたは誘導に引っ張られる癖があります。例えば去年の40番の問いは、すぐに1が答えだと思ったのですが、順番に問題を読んでいき、5を選択しました。理由は、銅像を作った人と台座部分を作った人が異なればXなのではと思ったからです。このように点数の取りこぼしがあるとなかなか合格できませんよね。
【関連記事】
「短答試験の勉強法」
↓クリックありがとうございます。
にほんブログ村 士業ブログ 弁理士へ

なお、本日の本室更新は「H24短答問43-50」です。
↓弁理士試験ならLECオンライン Wセミナーで資料請求してね↓
  
弁理士サイトはこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました